日々の暮らしの問題
日々の暮らしの問題

並セキセイインコ。一番代表的なインコです。おおざっぱにわけると、青色系と緑色系、黄色系になります。青色系は、首から上が白く、体が水色。緑色系は、首から上が黄色で、体が濃い黄緑色です。本当の原色は緑で、青や黄色は自然交配によって自然と色変わりした変種になります。近年では青色系が非常に増え、ペットショップでも緑色のインコを見ることは少なくなりました。
特に、並セキセイの頭頂から背面全体にかけての羽毛は美しく、さざなみのような縞に見えます。円形のりん毛が周囲の色と違う為に起こる現象で、緑色系なら、りん毛が黒で、周囲が黄色になっています。
高級セキセイインコ。人工的に改良されたインコです。美しい彩色を持っています。並セキセイにある背面の黒色の縞は無く、あっても斑として少し残る程度です。
ハルクイン系は、高級セキセイの特徴ともいう斑点を背翼面にもっています。黄色、白、クリーム色の3タイプがいます。ハルクイン系の1番大きな特徴は、胸と腹部の色が、2色にはっきりと染め分けられています。
他に、オパーリン系、ウイング系、単色系があります。オパーリン系は、腹面の色が頭頸部や背面に及び、翼面のりん毛周囲にも着色されています。背面の縞はV字型になっています。
もちろん、インコはセキセイだけではありません。両頬に、赤いりんごのような模様があるオカメインコ、ずんぐりした頭に短い尾のボタンインコ、コザクラインコなどがいます。どの種類も、セキセイインコより大きな種類なので、飼う際には多少のしつけが必要です。くちばしの力が強いので、かまれたら血を見ることになるかもしれません。でも、みなとてもなつきやすく、愛嬌があり手乗りにもなります。


代表的なものに、愛玩動物飼養管理士があります。これは、社団法人日本愛玩動物協会が認定している資格です。2級と1級があります。受講方法には2種類あります。動物に関する知識を深める為の資格ですので、基本的に通信教育で取得出来ます。ですが、専門学校や、高等学校でも取得可能ですので、まだ学生の方はそちらを検討するのも良いでしょう。
受講資格は
(2級)
(1) 満18歳以上の者。
(2) 「動物の愛護及び管理に関する法律」(昭和48年法律第105号)その他の動物関係法令に違反して罰金以上の刑を受けたことのない者。
(1級)
(1) 2級管理士の資格を有する者(認定登録を行った者)。
となっています。受講期間は、いずれも8ヶ月となっています。
犬の美容師であるトリマーの資格を取る場合、専門学校へ行く必要があります。とはいえ、トリマーは国家資格ではないので、仕事をしながら休日だけ通えるスクールなどもありますので、社会人の方でも取得が可能です。ジャパンケンネルクラブ(JKC)公認のトリマー資格を取る場合は、2年以上の実務経験が必要ですが、そうでないものでも就職は充分可能です。まずは就職して、それからJKCの資格にチャレンジしましょう。
大きくはこの2種類ですが、他に、動物病院で働くのに必須な動物看護士の資格があります。これは、通信教育の講座も存在しますが、やはり通学で取得するべきでしょう。動物の保定や手術の補助など、直に経験しなければ出来ないことが山ほどあるからです。通信講座で資格を取っても、いざ仕事となった時に、獣医師の役に立たない可能性の方が高いです。
ちなみに、アニマルヘルステクニシャン(AHT)という資格名は、専修学校日本動物学院を卒業した人にだけに与えられるもので、それ以外の学校で取った資格名は様々です。


ペットショップは「動物の愛護および管理に関する法律」で定められている「動物取扱業」に該当します。その為、動物取扱業者は、施設ごとに「動物取扱主任者」を置かなくてはなりません。同法の定めにより、ペットショップを開業するためには、事業所ごとに登録が必要となります。ただし、対象が哺乳類・鳥類・は虫類に限られているため、魚類専門などの場合は届出や登録の必要はありません。
ペットホテル、ペットレンタル、ブリーダーも「動物取扱業」に含まれるため、複合サービスを提供する場合は一緒に届け出る必要があります。また、動物取扱業者には「動物取扱業者にかかる飼養施設の構造および動物の管理の方法に関する基準」のほか、都道府県レベルでも独自の条例による登録制度が設けられている場合があるため、事前に確認しておいてください。希少動物や危険動物に関しては、ワシントン条約にも十分に目を通しておかなければいけません。
鳥類や魚類などは、輸入業者、生産・繁殖業者(国内)、専門卸売業者などから仕入れます。
望ましい仕入れルートというのは、やはり「健康な生体を安定的に供給してくれるルート」といえるでしょう。犬・猫の場合、自ら繁殖させる自家繁殖のほか、繁殖業者・個人の繁殖家などのブリーダーや、ペットオークションである競り市場、専門卸売業者、輸入業者などからの仕入れになります。
幅広い品揃えを誇る大型店舗に対し、中小規模の店舗では、きめ細かいサービスで顧客の囲い込みを図っているケースが多いです。ペットの餌や健康などペットの飼育に関してアドバイスしたり、トリミングコーナーや診療設備などを併設することにより、顧客の要求に応える体制を整え、商品を販売するだけの量販店との差別化を図っています。
ペットショップの開業を考える際は、こうした現状を意識しながら、取り扱うペットの種類や提供するペット関連サービスを決定していってください。


一時のブームに乗って衝動買いをする人、インターネットで、物品を買うように気軽にペットを購入する人、中には、生態や飼い方が分からないのに、ぬいぐるみ感覚で飼い始める人がいます。そして、その結果飼育が難しくなり、捨ててしまう人も少なくありません。
海外輸入にまつわるひどい事件も、後を絶ちません。2001年12月、成田空港で、インドホシガメ17匹をバンコクから密輸入しようとしたとして、輸入代行業の男性が逮捕されました。カメは頭や足が出ないよう、粘着テープで固定され、さらに包装紙で包まれてスーツケースに入れられていたのです。同じく2001年12月に、大阪の男性が、ワシントン条約で輸入が禁止されているオウムをインドネシアから密輸しようとしたとして逮捕されました。オウムには麻酔注射が打たれ、眠らされ、ボストンバッグに入れられていました。
こんな輸入動物、時には危険な動物が町に突然現れたり、野生化して大量に繁殖したりなど、その問題は大変深刻になっています。
そして輸入動物の中には、ワシントン条約に触れるような希少なものまで含まれます。ペット好きの日本人目当てに野生の動物を違法に捕まえる密猟者も後を絶たず、現地で日本人観光客に動物を売りつけるケースもあるそうです。
自然の中で、適した環境で暮らしていた動物を捕えて箱詰めにして飛行機や船で輸送し、店頭の小さな檻の中で値段をつけて販売する。こんな事が野放しにされていて良いのでしょうか。
2003年1月には、インドネシアの法律で持ち出しが禁止されているクスクスなど、数十匹の動物を国外に持ち出そうとしたとして、日本人男性がインドネシア警察に逮捕されました。男性は日本で、ペットとして売るつもりであったといいます……。


多くのペットショップは、卸市場や競り市などから動物を入手します。競り市とは、いろいろな所から持ち込まれた動物たちが、ペットショップなどによって競り落とされるところです。
ブリーダーが全国から集まり、子犬をかごに入れ、各地の仕入れ人が集結し、会場の中央のゲージに、かわるがわる子犬が入れられ、大勢の人がじっと見つめる中、競りにかけられていきます。
多くの動物たちは、ダンボールで運び込まれてきます。その中には生まれつき病気を持った動物がいることもあるため、そのような病気はすぐに他の動物たちにも感染します。その為、卸市場などから来る動物には病気の可能性も考えられるのです。
感染症は、ウイルスが進入してから発症するまで時間がかかります。このように中間流通をいったりきたりしているうちに、感染症の発生源がどこなのか、購入者の所に届いた時には特定不可能の状態になっています。対抗ワクチンが開発され、接種のしくみができているにもかかわらず、ペットが感染症で死亡するトラブルが絶えない理由はここにあるのです。
こういった流通経路が確立されてしまったことは業者・販売者側の責任とも言えますが、生命に対して無責任な繁殖屋が産ませた子犬をみなさんが購入しないことが結果的に不幸な子犬の減少に繋がります。
競り市→中間業者→ペットショップ→中間業者→ペットショップと延々とたらい回しにされる子犬もいます。彼等は売れ残ると値下げされ、最後には殺されてしまうのです。何の罪もない生後まもない子犬が、こんな仕打ちをうけてよいのでしょうか。たとえ生き残ったとしても、抵抗力の弱い時期の子犬は、ウイルスに感染している可能性が高いのです。ここで取引される子犬の多くは生後40日前後の為、母犬からの移行抗体が切れ始めるもっともデリケートな時期なのです。仮にワクチンを打っていても、移行抗体のために、殆ど意味はなしていないでしょう。
消費購買意欲を高める為には「小さくて「かわいい」が大事なのです。








