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日々の暮らしの問題

日々の暮らしの問題

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チップというのは、芯芽のことを言います。
茶葉の先端の、まだ葉が開いていない、くるんと丸まった状態の芽の部分のことです。
この新芽の外側には白い産毛が密生していて、葉が成長するにしたがって、産毛は脱落していきます。

この、産毛の密生している白い芯芽は、中国では「白亳(パイオウ)」と呼ばれており、これが紅茶のグレードにあるペコーの語源になったとも言われています。

芯芽を自然に乾燥させたものをシルバーチップといい、シルバーチップを紅茶液で染め、金色に仕上げたものをゴールデンチップと言います。
ゴールデンチップのみを集めたものがゴ-ルデンチップス、シルバーチップを集めたものがシルバーチップスとなります。
シルバーチップやゴールデンチップは、スリランカでごく僅かしか収穫されないため、希少価値があり、高級品とされています。

茶葉は1~2センチの長さの針のような形をしています。
味や香りはごく淡く、紅茶としての特徴はあまりみられません。
ゴールデンチップだけの紅茶よりも、ゴールデンチップのたくさん入っている紅茶の方が美味しく感じる方が多いのはこのためです。
含まれるゴールデンチップの量が多くなるほど、紅茶としては高級品となります。
ゴールデンチップが含まれるのはフルリーフタイプだけでなく、ゴールデンチップまでも一緒に砕いた大変贅沢なGBOP(ゴールデン・ブロークン・オレンジ・ペコー)があります。

アラブの上流階級では、成長点信仰により、不老長寿や滋養強壮など、強壮剤的な用いられ方で珍重されています。
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美味しい紅茶をいただくためには、まず、自分の好みに合った茶葉を知ることです。
紅茶の三大要素である「香り」「味」「色」は、茶葉によって様々に違います。
いろいろと試してみて、自分に合った茶葉を、是非探しあててください。

茶葉が決まったら、次はおいしく淹れるための道具を選びましょう。
茶葉のおいしさを最大限引き出すためには、ティーポットの中でよくジャンピングさせることです。
そのための便利な道具にティーコジー(ティーコぜー)があります。
これは、ティーポットの温度を逃さないために、ポットを覆うものです。
蒸らしている間にティーポットの温度が下がってしまうと、ジャンピングが起きにくくなってしまいます。
ティーコジーをかぶせて保温効果を高めましょう。
暑い季節でも使うことをおすすめします。
綿のたっぷりと入った厚手のキルト地のものがいいでしょう。
お店でも売っていますが、お手持ちのポットに合わせて、お気に入りの柄で手作りしてみてはいかがですか。

簡単な作り方をご紹介します。
・布をティーポットの周りに一周させます。
・ポットのもち手や注ぎ口、フタなども含めた大きさに、少し余裕を持たせて裁断します。
・両端を縫い合わせ、上部を縫い閉じます。
・持ちやすいように上に持ち手(ヒモ)を付けておきましょう。
サイズはジャストサイズにすると、出し入れが面倒になってしまいます。
逆に余裕を持たせすぎると、ティーコジーとポットの隙間が大きくなり保温力が低くなってしまいます。
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ウヴァは、セイロンティーの中の3大ハイグロウンティーでもあり、また、インドのダージリンと中国のキーマンに並ぶ世界の3大銘茶の一つでもあります。
ハイグロウンティーは、高地に位置する製茶工場で作られる紅茶のことで、高級茶の代名詞でもあります。
ウヴァは、スリランカ中央山脈の南東に位置する、標高1300m以上の高地で、収穫から生産、梱包のすべての行程を行う、ハイグロウンティーの代表格です。

水色は赤色とオレンジ色の中間色の明るい澄んだ色で、セイロンティーの中では最も渋みと酸味が強くなり、刺激的な深い苦味が特徴です。
独特の芳醇な香気はウヴァフレーバーと言われていますが、茶葉により香りが変わります。
バラやすずらんのような甘い香りのするものや、鼻に抜けるような爽快感のある香りのするもの、強い刺激的な香りのするものなど、収穫時季や茶園によってさまざまな香りがすることも、ウヴァの特徴の一つとなっています。
一年中が春のような気候ですので茶葉は年中収穫されますが、高品質なものがとれるクオリティーシーズンは7・8月の乾季です。
この時季の収穫されたものは、ゴールデンチップを含む最高級品とされています。

品質の高い茶葉は、カップに紅茶を注ぐと、水面の淵が金色にみえます。
これは『ゴールデンリング』と呼ばれ、ウヴァの特徴でもあります。
是非とも内側の白い口が広がったティーカップに注いで、このゴールデンリングを確認してみてください。

ミルクティーも美味しくいただけますが、1杯目は是非ストレートにし、香りと味を堪能してください。
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セイロン・ファイブ・カインズは、ウヴァ、ヌワラエリヤ、ディンブラ、キャンディ、ルフナの5種のことを差します。
ウヴァやディンブラはハイグロウンティーとして有名で、御存じの方も多いと思います。
ルフナは、主にアラブ諸国で好まれています。
日本でも馴染みのある、ヌワラエリヤとキャンディについてまとめてみました。

◆ヌワラエリヤ
ヌワラエリヤはセイロンティーの中でも、標高1800メートルという最高地の山岳地帯で作られるハイグロウンティーです。
また、茶葉の生産地であると同時に、英領時代からの避暑地『リトルイングランド』としても知られています。

標高が高いため昼夜の寒暖差が大きくなり、そのために茶葉の中のタンニンという渋みの成分と、テアニンという甘みを作る成分がバランスよく含まれるようになります。
濃厚な渋みという特性を紅茶の香りに生かすために、発酵を弱めたり、茶葉の大きさをBOP(ブロークン・オレンジ・ペコー)ではなくOP(オレンジ・ペコー)にしたりと、製造工程をさまざまに工夫しています。

水色は淡いオレンジ色で、味はすっきりしています。
ヌワラエリヤの最大の特徴は花のような香りです。
この特有な香りを堪能するためには、ストレートでいただきましょう。

クオリティーシーズンは1・2月で、この時季の茶葉は水色が薄い反面、華やかな香りが口の中一杯に広がります。

高品質なものはダージリンにも似た強く華やかな香気があることから「セイロン紅茶のシャンパン」とも呼ばれています。

◆キャンディ
キャンディは標高600メートル前後のところでとれる、ミディアムグロウンティーです。
セイロンティーの中では最も古くから紅茶が栽培されています。

キャンディの特徴はその美しい水色にあります。澄んだ輝くような赤色をしています。
クセの無いしっかりとした味で、ミルクティーやアイスティーにもよく合います。
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紅茶の分類方法に等級(グレード)というものがあります。
等級と聞くと、紅茶の味や香り、品質などによる分類と思われがちですが、品質には全く関係なく、茶葉の大きさや形よって分類されています。

まず、大きく茶葉のとれる部位によって分けられます。
上の部分から順にまとめていきましょう。
◆フラワリー・オレンジ・ペコー(FOP)
先端部分の新芽(チップ)をフラワリー(F)と言い、このチップを多く含むほど上質な茶葉となります。
フラワリーとは香りが花のようであることを意味し、等級の最初にFをつけて表示します。
チップの質や量によって、さらにTGFOP(ティッピー・ゴールデン・フラワリー・オレンジ・ペコー)、そのまた上のFTGFOP(ファイネスト・ティッピー・ゴールデン・フラワリー・オレンジ・ペコー)という上級グレードがあります。
◆オレンジ・ペコー(OP)
その下にある、チップの次に若い葉のことを言います。
茶葉は細長くよじった大きな葉ですが、葉肉の厚みはありません。
◆ペコー(P)
OPの下の部位にある葉のことを言います。
太めでOPほど長くもなく、葉肉も厚めになります。
◆ペコー・スーチョン(PS)
Pよりも下にある葉のことを言います。
茶葉は太く短めになります。
◆スーチョン(S)
PSの下にある葉の事を言います。
茶葉は太く、丸められ小さくなります。
多くは増量用の茶葉として使われています。

オレンジ・ペコーという名称が付いていますが、果物のオレンジとは関係ありません。

この、部位による分類とは別に加工方法によっても分けられ、その双方の組み合わせによって紅茶のグレードが区分されていきます。
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