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日々の暮らしの問題

日々の暮らしの問題

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ペット輸入大国といわれている日本では、海外から輸入されてくる動物の数は莫大な数に上ります。。プレーリードッグ、フェレットなどは店でもよく見かけるようになりましたが、野生生物や爬虫類、とにかく多種多様な外国生まれの動物達を目にすることも多くなってきました。
一時のブームに乗って衝動買いをする人、インターネットで、物品を買うように気軽にペットを購入する人、中には、生態や飼い方が分からないのに、ぬいぐるみ感覚で飼い始める人がいます。そして、その結果飼育が難しくなり、捨ててしまう人も少なくありません。


海外輸入にまつわるひどい事件も、後を絶ちません。2001年12月、成田空港で、インドホシガメ17匹をバンコクから密輸入しようとしたとして、輸入代行業の男性が逮捕されました。カメは頭や足が出ないよう、粘着テープで固定され、さらに包装紙で包まれてスーツケースに入れられていたのです。同じく2001年12月に、大阪の男性が、ワシントン条約で輸入が禁止されているオウムをインドネシアから密輸しようとしたとして逮捕されました。オウムには麻酔注射が打たれ、眠らされ、ボストンバッグに入れられていました。


こんな輸入動物、時には危険な動物が町に突然現れたり、野生化して大量に繁殖したりなど、その問題は大変深刻になっています。
そして輸入動物の中には、ワシントン条約に触れるような希少なものまで含まれます。ペット好きの日本人目当てに野生の動物を違法に捕まえる密猟者も後を絶たず、現地で日本人観光客に動物を売りつけるケースもあるそうです。


自然の中で、適した環境で暮らしていた動物を捕えて箱詰めにして飛行機や船で輸送し、店頭の小さな檻の中で値段をつけて販売する。こんな事が野放しにされていて良いのでしょうか。
2003年1月には、インドネシアの法律で持ち出しが禁止されているクスクスなど、数十匹の動物を国外に持ち出そうとしたとして、日本人男性がインドネシア警察に逮捕されました。男性は日本で、ペットとして売るつもりであったといいます……。
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多くのペットショップは、卸市場や競り市などから動物を入手します。競り市とは、いろいろな所から持ち込まれた動物たちが、ペットショップなどによって競り落とされるところです。
ブリーダーが全国から集まり、子犬をかごに入れ、各地の仕入れ人が集結し、会場の中央のゲージに、かわるがわる子犬が入れられ、大勢の人がじっと見つめる中、競りにかけられていきます。
多くの動物たちは、ダンボールで運び込まれてきます。その中には生まれつき病気を持った動物がいることもあるため、そのような病気はすぐに他の動物たちにも感染します。その為、卸市場などから来る動物には病気の可能性も考えられるのです。


感染症は、ウイルスが進入してから発症するまで時間がかかります。このように中間流通をいったりきたりしているうちに、感染症の発生源がどこなのか、購入者の所に届いた時には特定不可能の状態になっています。対抗ワクチンが開発され、接種のしくみができているにもかかわらず、ペットが感染症で死亡するトラブルが絶えない理由はここにあるのです。


こういった流通経路が確立されてしまったことは業者・販売者側の責任とも言えますが、生命に対して無責任な繁殖屋が産ませた子犬をみなさんが購入しないことが結果的に不幸な子犬の減少に繋がります。


競り市→中間業者→ペットショップ→中間業者→ペットショップと延々とたらい回しにされる子犬もいます。彼等は売れ残ると値下げされ、最後には殺されてしまうのです。何の罪もない生後まもない子犬が、こんな仕打ちをうけてよいのでしょうか。たとえ生き残ったとしても、抵抗力の弱い時期の子犬は、ウイルスに感染している可能性が高いのです。ここで取引される子犬の多くは生後40日前後の為、母犬からの移行抗体が切れ始めるもっともデリケートな時期なのです。仮にワクチンを打っていても、移行抗体のために、殆ど意味はなしていないでしょう。
消費購買意欲を高める為には「小さくて「かわいい」が大事なのです。
 

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イギリスのペットショップで生体の展示販売をしていないというのは、有名な話です。しかし、子犬たちが狭いゲージの中でよけいなストレスをためないように、犬の頭数に見合った大きさのエリアを確保することが義務づけられています。様々な病原菌から子犬を守るため、入室者の靴底消毒を徹底させているペットショップも少なくありません。


動物愛護先進国のイギリスでは、ペットショップを開く際にはライセンスをとらなければいけません。ライセンスがあるということは、そこにはペットショップに対する法的な規制というものが、きちんと確立されているのです。


内容は、
1、動物の収容場所は、常に温度・大きさ・換気・照明・清潔さが適当でなくてはいけない。
2、動物に適切な食餌と水が十分に供給され、必要ならば適切な時間間隔で見回りをしなくてはならない。
3、動物同士での感染症の広がりを防ぐ、合理的な措置を取らなくてはならない。
4、火災などの緊急時に、適切な手段を取らなくてはならない。
5、哺乳動物の場合、あまりに幼い時期に販売してはならない。
6、路上や公共の場所、市場の露店などでペット動物を販売してはならない。
7、12歳未満の子供にペット動物を販売してはならない。
と、このようになっています。


それぞれの犬の情報を確実に伝え、犬と人間との最初の出会いを演出してくれる、コーディネーターといういわば仲人のような存在も、イギリスには必要不可欠ですが日本には居ません。
また、動物愛護の進んだイギリスではオールペットで営業するには十数種類もの資格が必要で毎年1回の立ち入り検査もあり、不十分なところがあれば直ぐに営業停止になるとのことです。
日本のペット業界も、犬達を「商品」としてだけでなく、1つの「命」を管理しているんだということに自覚を持ち、ペット販売をするべきではないでしょうか。 


 

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動物が好きでペットショップを開き、それなりの姿勢を持っている経営者もいますが、中には「儲かるから」とか「ペットブームだから」という理由だけでペットショップを開き、動物のことなど何も知らず、考えもしない経営者も多いのです。だから、ペットショップの良し悪しは自分で見極めるしか術がありません。


平成12年に施行された動物愛護法によって、ペットショップにも届出の義務や改善命令、改善勧告、また、それに従わない場合の罰則が設けられました。しかし、ある一定の基準さえ満たしていれば、誰でもペットショップを開くことができることには変わりありません。
悪いペットショップを儲けさせることは、それだけ不幸な動物を増やすことにもつながります。命を売り買いなのですから、動物が好きで、大事にしているペットショップを選びましょう。動物の生態を無視し、24時間営業を謳ったショップもあるようです。


店の大きさには関係なく、まず動物の扱い方を見て下さい。ひとつのケージに複数の動物を入れているようなショップはダメです。まだ母親と一緒にいなければならない時期の子犬を平気で陳列したりしていないでしょうか。あまりにも早く母親から離されてしまった動物は「分離不安」となり、精神的なトラブルを起こす原因となります。。これは、店長が自ら、動物のことを考えず、自分の利益だけを追求していると告白しているのと同じです。


ペットショップとしての姿勢はどうでしょうか? お金さえ払えばどんな人にでも動物を売るというのはいかがなものかと思います。本当に飼い主として適正な人物かをショップ側でも選別する姿勢を持っているショップがよいでしょう。動物についていろいろと質問してみたり、試すようで何ですが、「ペットの飼育が認められていないマンションに住んでいるのですが‥‥」と店員に聞いてみてください。実際には一軒家に住んでいてもかまいません。「ばれないように飼えば平気」などと言うショップはダメです。買う人が飼い主としてふさわしくないと判断した場合には、やめたほうがいい、ときちんと言ってくれるショップのほうが良心的です。
 

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店内に嫌な臭いがしないこと。異様な動物臭がある店は、衛生管理を怠っている可能性が大きいです。犬やケージの中の衛生状態も心配です。排泄物などで汚れていないか確認しておきましょう。
置いている動物の数が少ない。数が少ないだけ、世話が行き届いています。逆に店員が1人しかいないのに、30匹以上動物を置いている様な所などは要注意です。1匹1匹へのケアがおざなりになっている、という事が考えられます。


個体のワクチン接種状況と生後何日目かがわかる様に提示してある。生後60日以前に販売している場合は、免疫に対して問題があります。
ワクチンを打つ日にちは、とっても重要です。大抵のペットショップにはなじみの動物病院があり、必要があればそこでワクチンを打つのですが、大量に子犬を仕入れて大量にさばくような大型の不良ペットショップでは、効率を良くするために生後35日くらいでも「子犬が到着した順にすぐにワクチン」という感じで接種してしまうことがあるからです。
ワクチン接種は早すぎるとストレス低下などで致命的な問題になる可能性があるため、子犬を購入して1~2週間で病気になる可能性があります。ここには絶対気をつけて下さい。
42日~60日の間で、各子犬に個別のワクチン接種、というのがベストです。ワクチン接種は早すぎても、遅すぎてもだめです。


ペットに触る時、客に手を消毒させるお店は良い所です。むやみやたらに触らせている所は、たくさん来店するお客さんを媒介としてペットにウイルスが感染してしてしまう可能性を秘めています。また、証明書を付けてくれる、健康診断書を付けてくれる、引き渡し後の世話の仕方についても詳しく教えてくれるというのも良心的でしょう。お客さんに対する店員の振る舞いは、お店のオーナーの考え方そのものにほかありません。


生後何日で親から引き離したのか、聞けば答えてくれるというのも重要です。親と引き離された時期が早すぎる場合、ウイルスの抗体が出来ていない為病気になりやすい。又、社会化も出来ていない為、噛み癖があったり、しつけも難しくなってしまいます。ブリーダー直送のみのペットショップが1番理想的ですが、やはり全体の中ではかなり少ないです。特に、ホームセンター系や百貨店系ではまず中間流通を通していますので、健康面に不安が残ります。


 

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